つるの恩返し
『宇宙時計ー図形が語る宇宙創造の物語』に
掲載の図形を手描きしているとき、超越した
感覚になりました。
ほとんど、自動操縦のように図形を描き続け、
「人間の手を使って別の存在が描いている」
ように感じました。
興味深いことに、普通ならば「自分の手を
使って」と、表現しそうなところを、
「人間の手を使って」と、感じたのです。
「自分」という感覚すらなく、そこに人間
がいて、その人間が手を動かしているという
感覚でした。
描き進めるうちに、一本一本の線がいとおしく、
一本の一本の線が祈りになりました。
この感覚は、千羽鶴を折っている時に感じる
祈りの状態と似ていて。
図形が描く尖った線は、折り鶴にも似ている
なあと思いながら。
でも、図形を描いている姿は,決して誰にも
見られたくないと思いました。というよりは、
おそらく、身体が透き通って姿が消えていた
のではないかと思われます。
図形を描いているとき、紙もペンも定規も、
机も壁も、そして指先も、すべてが振動を
続ける光の粒子のように見えました。
自分の視力と引き替えに、この図形を描き
ました。
図形25以降は不眠不休で一挙に描きましたが、
自分では1日で描いたつもりが、地球の時間
では3〜4日が経過していたようです。
もしも、その間、図形を描いている姿を
誰かに見られたら、怒って帰ってしまった
ことでしょう。
つるの恩返しのつるの気持ちがなんとなく
わかるような気がしました。
つるの恩返しのつるは、案外、図形を描いて
いたのかも。
つるとは、羽根のはえた白い人のことだった
のかもしれませんね。
そのことを出版社の人にお話ししたところ、
「つるの恩返しではなく、つじの恩返しですね」
と仰っていました。なるほど。つじの恩返し。
『宇宙時計ー図形が語る宇宙創造の物語』の
出版は地球がよろこんでいるとガイドのGから
聞かされました。もし、ほんの少しでも地球に
恩返しができたなら、うれしく思います。
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